篠山では、別の品種の黒豆(主に枝豆用)も少量ながら栽培されていますが、基本的には1つの品種の黒豆だけが栽培されています。
それが、「丹波黒大豆」「丹波黒(たんばぐろ)」という品種です。篠山で栽培されている別の品種の黒豆と区別するため、地元では、「本黒(ほんぐろ)」と呼ぶ事ばれています。
「丹波篠山産の丹波黒大豆」イコール「本黒」です。
篠山の黒豆の事をよくご存知の方は、「波部黒(はべぐろ)」や「川北黒(かわぎたぐろ)」という言葉をお聞きになった事があると思います。もともと篠山にはこの2つの系統の黒豆が栽培されてきました。
「川北黒」というのは、篠山市の西部にある「川北」という地区で古くから栽培されている黒豆の事です。江戸時代中期頃から栽培されていたようです。
一方、「波部黒」は篠山市の東部にある「日置周辺」で江戸末期頃から栽培されてきた黒豆です。非常に品質が高かった事から、宮内庁のお買い上げになり、一気に名声が高まったようです。
「波部黒」「川北黒」双方の名声が高まるにつれ、2つの名称があると混乱を招くという事で、昭和9年に「丹波黒大豆」という名称に統一されたようです。
私のお店や田んぼは、もともと「波部黒」が栽培されていた日置(ひおき)という所にあります。日置周辺では市内でも高品質の黒豆が獲れる事で知られています。昔から言われている事ですが、それは現在もなお続いています。

